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スルガ銀行

岡野会長が辞任へ 不正融資問題の責任取り

 スルガ銀行の岡野光喜会長(73)は、シェアハウスを巡る不正融資問題の責任を取って、全ての役職を退く意向を固めた。27日、同行幹部ら周辺に伝えた。問題を調査している第三者委員会(委員長・中村直人弁護士)や金融庁は、創業家として30年以上にわたってトップに君臨していた岡野氏の経営責任を重く見ており、辞任は不可避の情勢になっていた。

    第三者委が週内にも公表する調査報告書を受け、正式に表明する見通し。スルガ銀は米山明広社長(52)ら他の経営陣についても処分を検討している模様で、金融庁による行政処分も踏まえて、企業統治体制の立て直しを進める。

    スルガ銀は、シェアハウス経営を希望する首都圏の会社員らに対し、1棟あたり1億円程度の購入代金を貸し付けるビジネスを展開。関連融資は1258人分で約2035億円に上る。融資にあたっては、審査を通すために預金残高や年収を証明する書類を改ざんする不正が横行していた。

     不正発覚後、融資が焦げ付くリスクに備えて引当金を大幅に積み増した結果、2018年3月期の最終(当期)利益は当初の見込みを360億円下回る69億円まで減少し、岡野氏は6月の株主総会で「経営陣として責任を厳しく取っていきたい」と語っていた。

     金融庁は、不正融資を当時の営業担当だった専務執行役員が主導したと見ている一方、悪質な不正を放置した内部管理体制を問題視し、一部業務の停止命令も検討している。

     岡野氏は1985年に頭取に就任。16年に米山氏に社長を譲ってからも、会長兼最高経営責任者(CEO)として実権を握っていた。【鳴海崇】

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