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火災

扇風機からの出火5年間で98件 注意呼びかけ

再現実験で、内部の部品から発火した扇風機=製品評価技術基盤機構提供

 宇都宮市で7、8月、扇風機付近から出火する火災が相次いだ。工業製品の事故について調査する独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、2012~16年度の5年間で、扇風機が原因となった火災は全国で98件起きている。残暑が続く中、扇風機を使う機会はまだ多い。NITEは異音や臭いがする場合は使用をやめるよう呼びかけている。

 栃木県警によると、7月8日、同市の民家で扇風機がショートし、床の一部を焦がした。8月13日には同市の別の民家で、扇風機付近から火が上がっているのを住民の40代の女性が見つけた。いずれもけが人はなかった。

 NITEが調査を終えた12~16年度の扇風機による火災86件のうち、一番多かった出火原因は「経年劣化」で31件。コンデンサーやモーター、配線から漏電するなどして火災につながっていた。ファンが回らなくてもスイッチが入ったままで、本体に負荷がかかり続けていた事例もあった。

 一方で、30件は使用を始めて5年以内に火災が起きていた。13年3月には大阪府の40代の女性が、扇風機や周辺が焼損した火災で死亡。15年7月には岐阜県で使用中の扇風機付近から出火し、住宅が全焼して40代の女性が死亡した。いずれも詳しい出火原因は解明できなかったが、扇風機を使い始めて2年以内に火災が発生していたという。

 NITEは、スイッチを入れてもファンが回らない▽ファンの回転や首振りの動作が不規則▽異常な音や振動、焦げ臭さがある▽電源コードやプラグに傷みがある--などの予兆があれば利用をやめ、電源を抜くように呼び掛けている。【林田七恵】

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