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浄化される「昭和」=山内マリコ(作家)

 1964年の東京オリンピックの際、都内のいたる所を流れていた臭いドブ川が暗渠(あんきょ)となり、街並みが“浄化”されたことはよく知られている。貧しさを恥じ、よその国から隠そうという気持ちが働くのだろうか。

 再びオリンピックを前に、東京のあちこちが普請中だ。今回浄化しようとしているのは、貧しさではなく「昭和」のように思える。上野こども遊園地など、ギリギリ持ちこたえていた昭和の素朴な味わいのある施設が、反対も虚(むな)しくすでに消されてしまっている。

 小説家の干刈あがたさんが書かれた、『予習時間』という短編を読んだ。43年生まれの干刈さんが、中学生…

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