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防衛白書

2018年版 要旨

大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射実験=2017年11月29日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 

 <わが国を取り巻く安全保障環境>

 ▽アジア太平洋地域の安保環境 大規模な軍事力が集中する特異な地域であり、昨今の中国などの国力増大に伴うグローバルなパワーバランスの変化の影響もみられる。北方領土や竹島の領土問題は依然未解決のまま。

 <北朝鮮>

 ▽全般情勢 16年以来、3回の核実験を強行し、40発の弾道ミサイル発射を繰り返した。わが国の安全に対するこれまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、地域および国際社会の平和と安全を著しく損なうものになっている。18年6月の米朝首脳会談で、金正恩朝鮮労働党委員長が朝鮮半島の非核化に向けた意思を改めて文書の形で、明確に約束した意義は大きい。その上で、わが国のほぼ全域を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」を数百発保有し、実戦配備しているとみられること、核・ミサイル開発を進展させ運用能力を向上させていることなどを踏まえれば、米朝首脳会談後も核・ミサイルの脅威についての基本的な認識に変化はない。

 ▽内政 幹部の頻繁な処刑や降格・解任に伴う萎縮効果で、金委員長に異論を唱え難くなることから、外交的…

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