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NAFTA

メキシコと合意の米、日本が次の標的か

NAFTA再交渉 米メキシコ合意ポイント

 【ポートランド(米西部オレゴン州)清水憲司】北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡り、米国とメキシコは27日、自動車関税をゼロにする条件を厳格化することで大筋合意した。トランプ米政権はカナダとも直ちに協議入りし月内の交渉妥結を目指す。日本は9月に米国との新貿易協議(FFR)の第2回会合を控えており、厳しい譲歩を求められる可能性があると警戒を強めている。

 トランプ米大統領は27日、「米国メキシコ通商協定と呼び、NAFTAという名称はやめにする」との考えを示した。カナダが今後の交渉で妥協しない場合、米国とメキシコの2国間協定にする可能性に言及しカナダをけん制した形だ。さらに発動を検討中の自動車・同部品の輸入制限を課す構えも示し、「発動する方が簡単だが交渉の方がカナダにとっては良いだろう」と圧力をかけた。

 7月には欧州連合(EU)から工業分野(自動車分野を除く)の関税引き下げ交渉入りを引き出したトランプ政権。強硬策をテコに譲歩を迫り、自国産業の振興を図ろうとする手法に変わりはなく、日本が次の標的になりかねない。

 米国は対日貿易赤字の削減に向け、2国間の自由貿易協定(FTA)を締結し、市場開放を迫る狙いがあり、9月のFFR会合では日本に厳しい姿勢を示す可能性がある。日本は「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を超える譲歩を迫られる恐れがある」(交渉筋)などとして2国間交渉入りを警戒。ただ、米国は自動車・同部品の輸入制限をちらつかせて要求を強めるかもしれず、日本は厳しい判断を迫られそうだ。

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