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中国

未成年者の宗教活動を禁止 十字架の撤去も

カトリック教会の入り口で、子どもの立ち入りを制止される親子連れの信者=2018年7月22日午前9時9分、河津啓介撮影

 【北京・河津啓介】中国で未成年者に宗教活動を禁じる措置が広がっている。河南省のキリスト教カトリックの教会関係者が今年に入って当局の指示があったと証言した。仏教が盛んなチベット自治区などでも同様の指示が出た。河南省では今月から教会にある十字架を撤去させる動きも活発化している。習近平指導部には、共産党統治の安定のために信仰の拡大を抑える狙いがあるとみられる。

 中国では今年2月、改正宗教事務条例が施行され、宗教団体による教育への関与が厳しく制限された。未成年者への措置はこの条例を受けたものとみられる。

 関係者によると、当局の指示後、河南省の教会では「未成年者立ち入り禁止」との看板が掲げられ、自治組織の関係者らがミサ開催日に未成年者の出入りを監視するようになった。

 7月24日付中国紙「環球時報」(英語版)によると、仏教が盛んなチベット自治区の教育当局も、未成年者が夏休み中、宗教活動に参加しないよう通知を出した。同紙は「中国の教育法では宗教と教育の分離が定められている」と説明し、合法的措置と強調した。

 イスラム教を信仰するウイグル族が多い新疆ウイグル自治区に限っては、自治区幹部が2016年6月、未成年者の宗教活動への参加を禁じていると公表したことがある。独立運動を抱える自治区独自の厳しい措置だったが、今回はこれが各地に広げられた形だ。【連載「赤い『踏み絵』 中国カトリックは今」につづく】

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