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平成という時代

第1部 語る/3 歴史をめぐる摩擦 失った尊敬と自制心

「朝鮮人は北朝鮮に帰れ」などと叫びながら御堂筋を歩くデモ隊=大阪市中央区で、山田尚弘撮影

 小松浩主筆 日本が戦争の総括を怠ってきたとの指摘をいただきましたが、平成に入って日韓や日中の歴史認識が外交のテーマとなりました。ヘイトスピーチなどでナショナリズムが不健全な形でも表れました。

 三谷太一郎氏 日韓の研究者たちが行った歴史共同研究(注1)で2002年から05年まで委員会の日本側座長を務めました。歴史認識で何が具体的に違うかを突き詰めると、誰が(who)、いつ(when)、いかに(how)、何を(what)したかについては、大きな違いはないんです。歴史認識のギャップはなぜ(why)の問題なんです。しかし「why」の問題は、外交で決着をつけることはできないですよね。「why」とは基本的に学問の問題ですから。私が関わった共同研究では、国家のレベルを離れて学問共同体というものを日韓の間で作り、その学問共同体の中で解決する以外にないと思いました。

 やはり、相互の批判というよりも、相互の尊敬によって成り立つ学問共同体ができない限り、ギャップの解消…

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