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小型機墜落

「気象予測不十分」富山4人死亡で運輸安全委

斜面を滑り落ちて停止した小型機=富山県立山町で2017年6月4日午前11時50分、本社ヘリから平川義之撮影

 富山県の立山連峰で昨年6月、小型機が墜落し乗っていた4人全員が死亡した事故で、運輸安全委員会は30日、事故機が雲の中で視界を失い、山に激突したとする調査報告書を公表した。主翼の部品に着氷があったことから、失速や、高度が維持できなくなった可能性を指摘。「出発前の気象予測が不十分だった」としている。

     報告書によると、事故機は、新中央航空(茨城県龍ケ崎市)所属のセスナ172P型。昨年6月3日午後2時23分、松本空港(長野県松本市)に向けて富山空港(富山市)を離陸した。有視界飛行を続けていた同50分ごろ、レーダーに機体の位置を知らせる信号が途絶えた。この直前、富山県立山町の獅子岳(2714メートル)山頂付近に激突し、積雪の斜面を滑り落ちたとみられる。

     同乗者のスマートフォンに残された事故約5分前の写真から、雲で視界が悪く、右主翼の部品などに着氷している様子が確認できた。また、立山連峰に差し掛かったあたりで旋回した形跡があることから、報告書は「視界を失い、引き返そうとした」と指摘。衝突原因として、視界を失ったことや着氷による失速、乱気流への遭遇などを挙げたが、特定はできなかったという。

     また、自動的に緊急信号を発する装置をマニュアル通りに取り付けておらず、信号が受信されなかったことが判明した。【花牟礼紀仁】

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