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成田空港

AI活用ボーディングブリッジ 来春試験導入

自動装着機能付きの搭乗橋が試験導入される第2旅客ターミナル64番スポット=成田空港第2旅客ターミナルビルで、中村宰和撮影

 成田空港に来年3月、航空機に10センチまで自動で接近する航空旅客搭乗橋2基が試験導入される。現在は手動で動かしているが、新たな搭乗橋は人工知能(AI)やカメラ、画像処理装置、レーザー距離計で構成させる最新システムを搭載しており、本格導入につなげて効率性や安全性を向上させたい考えだ。

     搭乗橋は地上スタッフが操作し、着陸して駐機場に移動してきた航空機のドアに装着後、旅客が内部の通路を通って乗り降りする。

     試験導入される搭乗橋は、先端に取り付けたカメラが航空機のドアを撮影し、画像処理装置で正確な位置を特定すると、タイヤと先端が動いて自動で接近する。10センチ手前まで近付いた後は、手動に切り替える。未経験者でも簡単に操作でき、操作訓練の時間短縮や人手不足の解消が期待される。これまで自動で接近できる距離は1メートル手前が限界だった。

     2台は第2旅客ターミナル64番スポットに配備される。既存の搭乗橋でAIの学習に使う画像データの取得を始め、駐機位置がずれた場合や悪天候などの環境変化があっても、蓄積されたデータをもとにドアの位置を正確に特定できるようにする。成田国際空港会社は「装着のやり直しがなくなり、ヒューマンエラーの防止につながる」としており、有用性が確認されれば他のスポットへの導入も検討する。

     開発したのは、50年近い搭乗橋製造の実績がある新明和工業(兵庫県宝塚市)で、2015年10月から徳島阿波おどり空港で実証実験を行い、数千回の装着で安全性を確認した。今回は成田空港とシンガポール・チャンギ空港に納入する予定。同社は「国内最大の国際空港の成田や東南アジアのハブ(拠点)空港のチャンギで実績を積み重ね、今後、国内外の空港への導入を働きかけたい」とコメントした。【中村宰和】

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