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アジア大会

男子円盤投げ、先天性難聴の湯上6位

 【ジャカルタ倉沢仁志】29日夜に行われたジャカルタ・アジア大会の陸上男子円盤投げで、日本記録保持者の湯上剛輝(まさてる、25)=トヨタ自動車=は57メートル62の6位に終わった。先天性の難聴で両耳がほとんど聞こえず、観客の歓声が耳に入ってこないが「なんてことはない」。ハンディキャップを意に介さず、小さな目標を積み上げながら、初めてアジアのスポーツの祭典の舞台に立った。

     小学6年の時に左耳に人工内耳を埋めた。普段は左耳に補助器具をつけて生活しており、目や口を見て会話することで話の内容を理解する。もともとは球技をやりたかったが、人工内耳にボールが当たるなどの不測の事態が起きる危険性もあった。「足も速くなりたかった」との思いで選んだのが陸上競技だ。中学では短距離、滋賀・守山高に入学してからは円盤投げに転向した。

     湯上が一躍注目を集めたのは、今年6月に行われた日本選手権だ。3投目から3連続で日本記録を更新。従来記録を1メートル42更新する62メートル16に伸ばした。

     今大会は、自身の持つ日本記録の更新と、メダル獲得を目標に臨んだ。だが「無意識に緊張したのか、腕が縮こまってしまった」という。1投目から勢いに乗ることができず、最後の6投目で何とかこの日のベストを記録して入賞ラインに滑り込んだ。

     試合を終えた湯上は「大会を楽しむつもりだったが、記録が悪くて余裕がなくなってしまった」と振り返る。自己ベストを出していれば、銀メダルで目標達成だっただけに、悔しそうに振り返った。それでも、視線はすぐに次の国内大会に向かっている。「今回の反省をしっかりいかして、日本最強を証明したい」と力強く宣言した。

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