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アジア大会

鳥人の空中決戦 初採用パラグライディング

パラグライディング競技の様子。選手が一斉に空を飛んでいる様子は壮観だ=INASGOC(インドネシア・アジア大会組織委員会)提供
日本女子チームを引っ張るパラグライダー競技の第一人者の平木=倉沢仁志撮影

 【ジャカルタ倉沢仁志】ジャカルタ・アジア大会では五輪になじみの薄い競技も盛り上がっている。今大会は空を舞台にしたパラグライディングや海上を突き進む水上バイクなどが初めて採用された。普段は愛好家だけで集っているが、アジア大会は競技普及の機会として期待している。

     ジャカルタ中心部から車で約2時間。西ジャワ州にある避暑地としても人気の山あいに設けられたパラグライディングの競技会場では、色とりどりの機体がゆっくりと空を舞っていた。まとまって旋回する様子は、空中ブランコのようだ。地上ではその光景を逃すまいとスマートフォンで撮影する多くの観客の姿があった。

     パラグライディング競技は、着地の正確性を競うアキュラシー個人・団体と、指定されたルートを経由してゴールするまでの所要時間を競うクロスカントリー団体の男女6種目が実施された。女子の平木啓子(55)=スカイ朝霧=は競技の第一人者だ。40歳から本格的に始め、クロスカントリー種目で世界選手権2位になった実績を持つ。平木は「飛べない人間が、鳥のように空を飛ぶ。競技が楽しくて仕方ない」と笑顔で魅力を語る。

     日本はアキュラシーでメダルを逃したものの、29日まで5日間の日程で行われたクロスカントリーは男子が金メダル、女子も銀メダル。男女で金メダルの目標は達成できなかったが、2020年東京五輪に向けた準備で活気がある日本選手団の一員ともなり「代表の重みを感じる」と平木はいう。日本のパラグライディング競技の歴史に新たな一ページを刻んだ。

     アジア大会では過去にも、ボディービル(2002年釜山、06年ドーハ)やダンススポーツ(10年広州)などユニークな競技が採用されてきた。平木も「普段は関係者しか注目しない競技が、いろいろな人に注目されるのはうれしい」と喜ぶ。アジア大会での競技採用は裾野の拡大にも一役買っている。

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