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広島

新井、76日ぶりの4号に球団最年長猛打賞(スポニチ)

セ・リーグ 広島5-4巨人(2018年8月29日 東京D)

 執念が乗り移った打球はバックスクリーン左に飛び込んだ。広島・新井は29日の巨人戦(東京ドーム)で1点を追う6回1死一、二塁から内角低め直球を値千金の逆転3ラン。6月14日オリックス戦以来、76日ぶりの4号が勝利につながり、笑顔がはじけた。

     「初回に自分の守備のミスから失点してしまったので、何とか取り返したいと思っていた。うまく打てた」

     7月24日阪神戦以来の先発出場で「気合は入っていた」。それが空転し、初回に一ゴロ処理を誤った上に悪送球も重なるダブルエラーが2失点につながった。その分、打席で燃えた。2回にチーム初安打となる左前打を放ち8回には右翼線安打で好機拡大。41歳6カ月での猛打賞は球団最年長記録となった。

     「それはともかく、試合に勝ったことがよかった。うれしい」

     プロ20年目の今季は、開幕前に左ふくらはぎ痛に見舞われた。5月11日に戦列復帰したが打撃の状態はなかなか上がらなかった。それでも、ナインの精神的支柱としての輝きは失われていない。

     一塁守備に取り組む松山がバント処理で送球ミスを犯し、助言を求めてきた際には丁寧にチャージの仕方を指導。「打撃には感覚的な部分があるので、あまり言いたくない。ただ、あのプレーには結論があるからね」。

     ベンチでは常に大声を張り上げ、若手が殊勲打を打てば笑顔で真っ先に出迎える。目に見えないところでの貢献度は絶大だ。

     チームは同点の延長10回、3四球で満塁とし田中が押し出し四球を選び無安打で決勝点を奪った。緒方監督は新井について「まだまだ体は動くし、バットも振れる。勝負どころで頑張ってもらうよ」と称えた。リーグ3連覇の快挙が間近に迫る。チームの輪の中心には百戦錬磨のベテランがいる。(スポニチ)

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