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赤い「踏み絵」

中国カトリックは今/3 信仰選び、国外移住へ 「正統な教え」を求めて

北京の金融マン「パウロ」はロザリオを肌身離さず持ち歩いている=北京市で2018年4月9日、河津啓介撮影

 「中国当局が公認する教会でも、地下教会でもない、第3の道を歩むつもりだ」

 北京市東部のある場所で洗礼名の「ヤコブ」を名乗ったカトリック信者の20代男性は静かに決意を語った。

 カトリック信仰の盛んな河北省で生まれ、現在も暮らす。家族に信者はいなかったが、学生時代に教会建築の美しさに心を奪われた。やがて信仰にも興味を持ち、近くの公認教会や地下教会を訪ねるようになった。中国とカトリック総本山のバチカンが長年、司教の任命権などで対立する構図も徐々に理解するようになった。

 2014年、地下教会で洗礼を受けた。バチカンへの忠誠を貫き、「正しい教えを守っている」と感じたから…

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