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寝ても覚めても

東出昌大が一人二役 性格が異なる2人の男性との運命の恋 唐田えりかが好演

映画「寝ても覚めても」の一場面 (C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS

 俳優の東出昌大さんが主演、モデルで女優の唐田えりかさんがヒロインを演じた「寝ても覚めても」(濱口竜介監督)が、9月1日からテアトル新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。原作は芥川賞作家、柴崎友香さんの小説だ。大学時代の恋人に外見がそっくりな男性に引かれていく女性を唐田さんが演じ、その恋人役として東出さんが一人二役に初挑戦。運命の恋をミステリアスに盛り上げている。

 大阪で暮らす大学生の朝子(唐田さん)は、写真展で出会った麦(東出さん)と恋に落ちるが、麦は突然行方をくらましてしまう。東京に出て暮らし始めた朝子の前に、麦と外見がそっくりだが性格は対照的な亮平(東出さん)が現れる。引かれ合う2人だったが、数年たって……という展開。

 東出さんは今年、「菊とギロチン」など出演作が続々と公開。唐田さんはこれが本格映画デビュー作となった。亮平の同僚役を瀬戸康史さん、朝子と麦の学生時代の友人役をロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さんと伊藤沙莉さん、朝子のルームメートを山下リオさんが演じている。

 朝子が2人の男性の間で激しく揺れるさまが描かれる。つかみどころがなく、女性に「私がいないと」と思わせるような麦。一方の亮平は、朝子にとことん優しく尽くしてくれる。恋したときの鮮烈な思い出を引きずりながら、新たな恋の火がともる朝子。痛みを優しさで受けとめてくれる亮平。2人の恋の行方にハラハラさせられる。東出さんが、妖艶さと誠実さをもって二役に命を吹き込み、唐田さんのナチュラルな美しさを引き立てている。

 5時間超えの大作「ハッピーアワー」(15年)でロカルノ、ナントなど数々の国際映画祭で注目された濱口監督の商業映画デビュー作。今年開催された第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。恋したときの瞬間や、恋人と過ごした時間の変化、ラストへの疾走感など、最後まで飽きさせない演出が光る。

 今年1月期に放送されたドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」(テレビ東京系)の主題歌を担当したtofubeatsさんが、主題歌「RIVER」を手がけた。(キョーコ/フリーライター)

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