効能明記で市場拡大 各社参入相次ぐ
目尻など顔のしわを改善する効果があるとうたう化粧品市場が活況だ。しわは年齢を重ねた多くの女性が直面する悩みなだけに関心は高く、ポーラと資生堂に続き今秋にはコーセーも参入する。しわを改善する化粧品が人気なのは、各社が研究開発を重ね、厚生労働省の承認が必要な医薬部外品として売り出しているためだ。
コーセーは9月に高価格帯ブランド「コスメデコルテ」から美容液「iP.Shot アドバンスト」(税抜き1万円)を、10月にはスーパーなどで取り扱うブランド「ワン バイ コーセー」からクリーム「ザ リンクレス」(同5800円)を発売する。いずれも肌の表面と深部の両方に働きかける独自の有効成分「リンクルナイアシン」を配合し、はりのある肌を取り戻すとしている。
同社は「他社よりも遅れての参入だが、差別化のため、つけ心地にもこだわった。2ブランドから出すことで…
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