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もんじゅ廃炉

核燃料サイクル計画破綻、見直しを

高速増殖原型炉もんじゅ=福井県敦賀市で、本社ヘリから加古信志撮影
「もんじゅ」燃料取り出し工程

 高速増殖原型炉もんじゅの廃炉に向けた作業が本格化した。日本は原発の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、再利用する核燃料サイクル計画を現在も掲げる。しかし計画の中核を担うもんじゅが廃炉となり、新型炉の開発も不透明な状況だ。計画は事実上破綻し、見直しは避けられない。

     もんじゅは、原発で核燃料を燃やすと生じるプルトニウムを消費すると同時に、消費した以上のプルトニウムを生み出すとされた原子炉で、放射性廃棄物の低減を目指す研究施設として建設された。資源が少ない日本にとってプルトニウムを再利用できる重要施設で、サイクル計画では使用済み核燃料を処理する再処理工場(青森県六ケ所村)と共に柱に据えられた。

     しかし、もんじゅは事故などで長期停止が続き、稼働可能になって20年超で運転実績はわずか250日で廃炉が決まった。プルトニウムを軽水炉で燃やすプルサーマル発電が代わりの手段として期待されたが、可能な原発の再稼働は4基にとどまり、再処理工場の稼働もめどが立っていない。

     さらに内閣府原子力委員会は今年7月、プルトニウムの利用方針を改定し、日本のプルトニウム保有量を減少させる考えを示した。日本は核兵器6000発分に当たる47トン超のプルトニウムを抱える。しかしサイクル計画の要である施設はいずれも順調とは言えず、国のエネルギー基本計画通りに原発や再処理工場の稼働が進めば進むほど、プルトニウムが増える矛盾も抱える。【鳥井真平】

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