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大阪高裁

覚せい剤使用罪の男性に逆転無罪

 覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた大阪市の無職男性(49)の控訴審判決で、大阪高裁は30日、懲役2年10月とした1審・大阪地裁判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。和田真裁判長は、大阪府警の警察官が令状請求中、男性のマンションの部屋のドアを閉めさせなかったことについて「プライバシーを大きく侵害する違法行為」と指摘した。

 判決などによると、男性は昨年6月、東大阪市内で職務質問を受けた際、任意での採尿を拒否し、大阪市内の自宅マンションに移動。同行した警察官は強制採尿令状が出るまで約1時間半、マンションの廊下などにとどまり、部屋のドアを閉めさせなかった。その後、令状に基づく採尿で覚醒剤反応が出たため男性は緊急逮捕、起訴された。

 和田裁判長は「令状主義の精神を無視する重大な違法」として尿の鑑定書について証拠能力を認めなかった。

 大阪高検の中沢康夫・公安部長は「判決内容を精査して適切に対応する」とコメントした。【戸上文恵】

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