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ネット依存

中高生93万人 5年前から倍増

インターネット依存が疑われる中高生

 インターネット依存が疑われる中高生が全国で推計93万人に上るとの調査結果を、厚生労働省研究班(代表・尾崎米厚鳥取大教授)が31日発表した。中高生の12~16%にあたり、スマートフォン(スマホ)の普及を背景に前回調査(2012年度)の51万人から倍近く増えた。成績低下などの影響が出ており、研究班は対策強化の必要性を指摘している。【原田啓之、酒井雅浩】

     研究班は17年12月~今年2月、全国の中学48校と高校55校の全校生徒を対象に調査し、6万4329人から回答を得た。

     「ネット使用を制限できなかった」「やめようとしたらイライラした」など8項目のうち5項目以上に該当した人を「ネット依存の疑い」とした。高校生は16.0%(前回9.4%)、中学生は12.4%(同6.0%)が該当。中高生のいずれも女子が男子を上回った。

     30日以内に利用した端末は中学生の7割、高校生の9割がスマホを挙げ、前回調査で最多だったパソコンは中高生とも2割台だった。学年別に集計した利用率は、LINE(ライン)などのチャットツールが6~9割。動画サイトが7~8割で、オンラインゲームは4~5割だった。

     ネットの使い過ぎが招いた問題について、高校生の半数が「成績の低下」と「授業中の居眠り」と回答。高校3年生の0.9%が年間30日以上の長期欠席を経験していた。

     ネット依存をめぐっては、世界保健機構(WHO)がオンラインゲームなどをやめられず日常生活が困難になる「ゲーム障害」を精神疾患の一つと位置づける方針を示している。研究班メンバーの樋口進・久里浜医療センター院長は「専門医療機関を増やすなど治療体制の整備を急ぐ必要がある」と話している。

     調査では中高生の喫煙も調べており、今回は初めて加熱式、電子たばこも含めた。高校生では、加熱式たばこは男子2.9%、女子1.4%が、電子たばこは男子4.9%、女子2.1%が吸ったことがあった。加熱式たばこはニコチン入りの蒸気を吸うため未成年者の使用は違法だが、電子たばこはニコチンやタールを含まず法律上は「たばこ」として扱われない。一方、紙巻きたばこは高校生男子で6.9%(前回15.1%)と大幅に減少した。

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