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北の至宝

道内の文化財を訪ねて 伊達・北黄金貝塚 1万年続いた縄文集落 痕跡にアイヌ「物送り」の原形 /北海道

 噴火湾沿岸の伊達市南部にある北黄金(きたこがね)貝塚。世界文化遺産の推薦候補となった北海道・北東北縄文遺跡群の17遺跡=表参照=の一つだ。縄文前期の貝塚と水場遺跡を中心とした集落遺跡だが、縄文早期から続縄文時代の土器が出土しており、約1万年続いた縄文時代のほぼ全期の生活の痕跡が残されている。貝塚からは道内最古の人骨が発見され、この地域で貝塚は「全ての生き物の墓地」だった。こうした考え方は、全ての物に感謝し再生を願うアイヌ民族の「物送り」の習俗につながったとみられている。【昆野淳】

 縄文前期は、中国文明やメソポタミア文明の始まりの時期に当たる。北黄金貝塚は、国内最大級の縄文遺跡と…

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