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アジア大会

金は前回の1.6倍 山下団長「予想上回る」

記者会見を開き大会を総括する日本選手団の山下泰裕団長=ジャカルタで2018年9月2日、宮間俊樹撮影

 日本選手団の山下泰裕団長は2日、ジャカルタ市内で記者会見を開き、金メダル75個を「予想をはるかに上回る好成績。この成果を2020年東京五輪にいかにつなげていくかが大事」と総括した。

     金メダル数70個台は国を挙げて競技力を強化した1964年東京五輪前後の60~70年代の水準となった。2年後の東京五輪に向け、国が競技力向上事業として各年度約100億円の公的資金を投入するなどした強化策が一定の成果を示した。

     一部競技はベストメンバーを派遣しなかったため、開幕前は苦戦が予想された日本選手団だったが、大会前半に行われた競泳で金メダル19個を獲得したことで流れができた。山下団長は「チームに勢いがつき、日本選手に挑戦できる空気が生まれた」と競泳陣の活躍をたたえた。目立ったのは16年リオデジャネイロ五輪でメダルゼロだった団体球技の活躍だ。7人制ラグビーとサッカーは男女で決勝に進み、ホッケーは男女とも史上初の優勝を果たした。ホッケーは強化費が増えたことでリオ五輪後に男女とも外国人監督を招き、強豪国の戦術を落とし込んだことが大きい。東京五輪の追加競技となった空手やソフトボール、スケートボードなども期待通りに金メダルを獲得した。

     14年仁川(韓国)大会に比べ、メダル総数は微増だったが、金メダル数は47個から約1.6倍となった。男子マラソンでラスト100メートルのスパート勝負を制して金メダルを取った井上大仁(MHPS)のように最後の競り合いで力を発揮した選手が目立った。

     日本オリンピック委員会(JOC)は東京五輪の目標として金メダル数で世界3位と史上最多の30個を掲げる。リオ五輪で金メダル数3位の中国は今大会132個と日本の倍近くの金メダルを獲得しており、まだ壁は高い。

     残り2年を切り、国やJOCは強化のラストスパートとして、今大会も含めた1年間の成績を評価しながら来年度以降の強化費を配分する「選択と集中」を行う。男女ともメダルを逃したバレーボールや初めて女子が金メダルゼロに終わったレスリング、体操などは秋の世界選手権で結果を残さなければならない立場となった。

     開幕直後の8月20日にはバスケットボール男子の選手4人による買春行為が発覚し、代表認定を取り消された。選手の不祥事が相次いでおり、東京五輪へ向けて選手のモラル教育の徹底が求められる。【小林悠太】

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