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アジア大会

インドネシア躍進象徴の銅 ボクシング女子

ボクシング女子ライト級、ハサナ・フスワトゥン(20)=インドネシア

 自身の拳が当たる度、会場の一角を埋め尽くした観客から割れんばかりの声援がリングに注がれた。準決勝で判定負けしたが「目標にしていた」というメダルを獲得。試合後は相手と笑顔で抱き合い、健闘をたたえ合った。

     準々決勝は、判定内容が3-2という接戦を制したこともあり、地元で注目された。

     この日の相手となったタイ選手は、過去に世界選手権3位の経験もある強豪だった。試合は終始、ロープを背負う劣勢。相手の利き腕の左フックに合わせて右のカウンターを狙ったが、ダメージを与えるまでには至らなかった。「左利き相手の準備をしていたけど、対応は簡単じゃなかった」と肩を落とした。

     過去の大会でインドネシアの競技別メダル獲得数はバドミントン、テニス、競泳に次いでボクシングが4番目に多く24個だ。しかし、2010年広州(中国)大会から採用されたボクシング女子ではメダルがなかった。

     7月末から大地震が相次ぎ、550人以上が死亡したインドネシア中部ロンボク島出身。初メダルを獲得した快進撃とともに、被災地から来た選手としてインドネシアの観客から熱い声援を受けた。

     初めてのアジア大会を終え、堂々の成績を残したが「もっと練習して、もっと学びたい」。地元の大歓声には「感謝している」としつつ、「応援してくれた皆さんには、銅メダルしか獲得できず申し訳ない」と謝った。

     欧州や東アジアなどと比べ、インドネシアの女子ボクシングのレベルは高くない。だからこそ「地元の女子ボクサーにはもっと練習を積んでもらいたい。そうすれば私よりも強い選手になれる」。注目を集めた今大会での自身の成果が、競技力の底上げにつながることを願っている。【倉沢仁志】

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