聴衆と55年、今後も仕掛ける 来月記念公演 大阪・中央公会堂
関西を拠点にバロック音楽の演奏を専門にしている「日本テレマン協会」が創設から55周年を迎えた。10月21日の記念特別演奏会は、大阪・中之島の大阪市中央公会堂を全館貸し切りにして開く。ともに創設メンバーで、指揮者の延原武春(音楽監督)とリコーダー奏者の北山隆(大阪音大名誉教授)は「当初から一貫して『音楽家がエラそうにしていてはあかん。みんなが楽しめないと』という思いがあった」と語る。
大阪音大の学生時代、延原が同級生の北山らを誘って学内にバロック研究会を作ったのがきっかけ。「音楽に…
この記事は有料記事です。
残り952文字(全文1195文字)