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にいがた記者日記

命の重さ=堀祐馬 /新潟

 県教育委員会高校教育課の女性職員が長時間労働の末1月に死亡した問題で、関係者に処分が下った。時間外労働の管理担当だった当時の課長補佐が戒告、当時の課長は文書訓戒、池田幸博教育長は厳重注意処分だった。

     処分内容を知って、私は「人一人の命はこんなにも軽いものなのか」と驚いた。免職なら妥当かなどとは論じられない。しかし、減給すら伴わない処分は、職場での死亡事案としてはあまりにも軽すぎるというのが率直な感想だ。

     飲酒運転やあおり運転などが厳罰化の流れを見せる中、行政は働き方改革や過労死(公務災害)については真剣に取り組む気がないと公言しているようなものだ。第三者委員会の設置や形ばかりの懲戒処分は、失った命に対する免罪符にはならない。

     学校では新学期が始まった。夏休み明けは子供の自殺が増える。今思えばいじめとも取れるようなからかいを受け続けた自身にとって、同じ境遇の子供たちを思うと心が痛む。働く人も子供たちも、今一度自身や身の回りの人の「命の重さ」を再認識して自らの言動を見返してほしい。

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