東京医科大の不正入試を受け文部科学省が全国の国公私立大医学部医学科を対象に実施した調査で明らかになったのは、男子の合格率が女子を上回っているという事実だけだった。男女格差が生じた理由については、全大学が不正はないと回答。受験関係者からは「知りたいことに答えていない」と調査手法を批判する声が上がった。一方、医師不足に悩む地方では、女性医師の活用を目指す動きも広がっており、こうした地方の大学は女子の合格率が高い傾向がうかがえた。
「男子の合格率が女子より高い理由は、これから分析したい」。調査結果を記者会見で公表した文科省の担当…
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