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台風21号

大阪湾で過去最高の潮位329センチ 

高潮が発生する仕組み
滑走路が浸水した関西国際空港=2018年9月4日午後5時55分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 台風21号に伴い、近畿地方の沿岸部を中心に各地で高潮が発生し、6地点で過去最高を一時的に超過した。関西国際空港がある大阪府では潮位329センチを観測し、死者194人を出した第2室戸台風(1961年)時の過去最高潮位293センチを超えた。

 気象庁によると、記録を超えたのは、第2室戸台風で230センチを観測した神戸市の233センチ▽2014年の台風11号で163センチだった和歌山県御坊市の316センチ▽同11号で167センチだった徳島県美波町の203センチ--など。

 高潮は複数の要因が重なって発生する。気圧が周辺より低い台風の中心付近では、大気が海面を押さえる力が弱まり、海面は吸い上げられるようにして上昇する。気圧が1ヘクトパスカル低くなると海面は1センチ上昇するとされる。強風が海水を海岸に吹き寄せ、さらに、波で運ばれた大量の海水が沖に戻れなくなることも重なり、海面が上昇する。風速が2倍になると、海面上昇は4倍になるとされる。

 高潮は地形の影響も受け、V字形の湾で高くなりやすい。大阪湾は国内でも高潮が起こりやすい条件を備える危険な地域の一つとされる。今回の台風とコースが似ていた第2室戸台風では、大阪市は西部から中心部にかけて約31平方キロが浸水した。

 4日の大阪市は満潮時刻が午後5時10分で、大阪管区気象台は「満潮に向かって潮位が高まってきたところに台風が重なり、大阪湾近辺で高潮が高くなる要因がそろっていた」と分析した。【鳥井真平、最上和喜】

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