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皇室

7日から訪仏の皇太子さま 要人・市民隔てなく交流

 皇太子さまが日仏友好160周年に合わせたフランス政府からの招待を受け、7~15日の日程でパリなどを訪問される。来年5月の新天皇即位を控え、海外からの注目も高まる皇太子さまがこれまでに訪れたのは約40カ国に上る。要人だけでなく、各国の市民と交流を続けてきた皇太子さまの海外訪問への思いを元側近らに聞いた。

     昨年6月、デンマークの首都コペンハーゲン。運河沿いの遊歩道を散策中の皇太子さまは、ビールを勧められたり、話しかけてくる観光客に笑顔で応じたりしていた。スマートフォンを手にした地元の男性から求められたセルフィー(自撮り)も快諾。男性は「最高にうれしい。なんて気さくなんだ」と喜んだ。

     皇太子さまは、スピーチもこなす英語のほか、スペイン語など複数の外国語を学んでいる。元スペイン大使で外国訪問に同行した田中克之さん(76)は「より深く、親しく交流しようという思いから語学を学ばれるのだろう。相手が政府要人でも市民でも、話の輪に入り、真摯(しんし)に受け答えされる」と話す。

     田中さんが同行した2008年7月のスペイン訪問で、皇太子さまはトレドで16世紀に考案された揚水用の仕掛け水車跡地などを見学した。水問題を幅広く研究する皇太子さまが、利水や治水の歴史に触れたいと希望したといい、トレド市長らが考察の深さに驚いたこともあった。田中さんは「水の研究が交流をさらに深めることにつながっていると強く感じた」と振り返る。

     皇太子さまは海外の王室や要人と長い歴史を積み重ねてきた。前東宮大夫の小町恭士さん(72)の印象に強く残るのが、12年6月にナエフ皇太子の弔問のために訪れたサウジアラビアでの出来事だ。サウジの王族が各国要人と順に面会する中、皇太子さまとの時間が際立って長かった。小町さんは「いかに丁寧に海外の王室と接してきたかを示された場面だった。どんな出会いも大切に胸に刻んでいるように感じる」と話す。

     15年7月には雅子さまと南太平洋の島国トンガの国王戴冠式に出席。皇太子の出席は他国の王室からはなく、盛大に歓迎された。小町さんは「国の大小に関係なく平等に接する皇室の伝統を受け継いでおられ、今後も変わらないと思う」と話す。【山田奈緒】

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