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台風21号

近畿中心に午後11時でも157万軒停電

停電が復旧せず、真っ暗な岸和田市役所の庁舎=大阪府岸和田市岸城町で2018年9月4日午後9時59分、土田暁彦撮影

 台風21号による停電は近畿中心に8府県で204万軒を超え、4日午後11時現在でも157万軒で続き、市民生活に大きな混乱をもたらした。電柱が倒れるなどして復旧の見通しが立たない地域もあり、都市機能は広範囲にまひした。

 100万軒以上が停電した大阪府。大阪市の一部地域は深夜になっても復旧せず、マンションに住む同市鶴見区の主婦(37)は「冷房が使えず、部屋が蒸し暑い。子どももいるのに、いつになったら復旧するのか」と疲れ果てた様子で話した。豊中市の一部地域も日付が変わっても電気はつかず、主婦(40)は「テレビも冷蔵庫も動かず、キャンプ用のランタンを明かりにしている」と嘆息した。岸和田市の春木泉町も昼過ぎから停電が続き、住人の男性会社員(45)は「まるでゴーストタウン。携帯電話の充電すらできない」とうなだれた。

 兵庫県尼崎市の40代男性は午後7時ごろ、市内の職場から市北部の自宅に自転車で向かった。道中には信号や街灯、家の明かりが消えていたエリアが点々とあったといい、男性は「あちこちが真っ暗で、異様な雰囲気だった」と話した。

 災害対応にあたっていた岸和田市役所も午後2時過ぎから、庁舎(地上4階、地下1階)内が一斉に停電した。午後10時50分に復旧するまで職員らが懐中電灯を手に対応した。自家発電は避難所との防災無線用に充てており、庁舎内の照明やパソコンが使えず、電話も2回線だけの運用を迫られた。

 また、大阪府によると、府南部を中心に午後9時現在で災害拠点など約40病院が停電。各病院は自家発電で対応しているという。

 関西電力によると、停電が同時に多数発生したことから、停電軒数を自動で集約するシステムに障害が発生し、全体状況の把握が遅れたという。通常はこのシステムを利用して、ホームページ上で停電している市町村のエリアを公表しているが、午後1時半以降できなくなった。

【山崎征克、土田暁彦、芝村侑美】

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