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台風21号

東海3県も猛烈な暴風雨

強風で街路樹が倒れ、飛ばされないよう街路灯にしがみつく人の姿が見られた=名古屋市中区で2018年9月4日午後4時8分、兵藤公治撮影

 東海3県は4日、台風21号が接近した午後を中心に暴風雨に見舞われた。強風にあおられるなどして三重県で1人が死亡し、3県で計110人がけがをした。鉄道や空の便の運休、欠航が相次ぎ都市機能も停滞した。

     4日午後5時ごろ、三重県四日市市西坂部町の70代男性が自宅玄関先で倒れているのを妻が発見し119番した。男性は市内の病院で出血性ショックで死亡した。県警四日市北署などによると、台風で破損した屋根の修理のため脚立に上って作業をしていたといい、強風にあおられて転落した可能性がある。

     このほか毎日新聞のまとめでは、転倒するなどして愛知県で48人、三重県で27人、岐阜県で35人が重軽傷を負った。名古屋市昭和区では、市道上で強風で倒れた無職男性(74)が意識不明の重体。

     また、三重県伊賀市で90代女性が行方不明になっている。

     名古屋地方気象台によると、4日午後1時過ぎから4時ごろにかけて、愛知県常滑市の中部空港で46.3メートル、三重県尾鷲市で45メートル、岐阜市で39.3メートル、名古屋市で36.7メートルの最大瞬間風速を観測した。中部空港は観測史上1位。名古屋市では一時、潮位が平常より44センチ高い204センチ、四日市市でも49センチ高い195センチに達した。

     岐阜市のJR岐阜駅前では看板が強風で倒れ道をふさいだほか、各地で街路樹が倒れたり、屋根の一部が飛んだりした。中部電力によると、午後7時時点で東海3県の67万2000世帯が停電した。

     また、昼過ぎから非常に激しい雨が降り、1時間雨量は最大で三重県大台町61ミリ、岐阜県関ケ原町58ミリなど。夜には三重県伊勢市小俣で81ミリ、愛知県豊根村で73.5ミリを記録した。

     交通機関も乱れた。東海道新幹線は4日午後2時ごろから全線で運転を見合わせ、午後2時25分ごろには米原-京都間で停電が発生し、京都市山科区付近で飛来物により架線の一部が切れているのが見つかった。倒木もあり、名古屋-新大阪間は終日不通となった。

     JR東海は4日正午ごろから一時、東海3県の在来線全線で運転を見合わせた。近鉄、名鉄も昼過ぎから一時、全線がストップした。空の便は中部空港発着の159便、愛知県営名古屋空港発着の34便が欠航した。

     愛知県は県立高校、特別支援学校、名古屋市立高校の全てと、各1校を除く全小中学校が休校した。三重県や岐阜県もほとんどの学校で休校となった。

     名古屋市内の百貨店は相次いで午後の営業を取りやめ、観光施設も休園・休館した。【道永竜命、森田采花、横田伸治、沼田亮】

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