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れとろ探訪

初代大阪駅 /大阪

れんがに覆われた外観が大阪名物になっていた初代大阪駅。開業の頃、周辺は田畑と草原に囲まれ春は見渡す限りの菜の花で、夏はカエルが大合唱していたという

 大阪・キタの中心地、JR大阪駅は1874(明治7)年5月11日に開業した。当時の場所は現在より西側で、西梅田スクエアの北西部分にあった。赤れんがで覆われた2階建ての洋風建築と蒸気機関車の見物に来る人も多かったという。

     同年5月28日の東京日日新聞(毎日新聞の前身)に、鉄道の開通は便利で役立つと人々が喜んだと書かれた。路線の橋やトンネルなどの設備は新橋・横浜間よりも美しく、「ステーション」の壮観さは見た人を驚かせ、外国人もびっくりさせたという。

     一方で、駅への通行路が西南方向1カ所のみで遠回りだった。他に北新地に出る道はあるが、水路沿いの小道で人力車も通れなかったという。駅の敷地外なので、府が対策すべきか、鉄道が気を配るべきものなのか。立派で有益な事業なのに、こんな小道があるのは玉にきずだと苦言が呈されていた。

     東京-神戸間の東海道線が全線開通すると、乗客もぐっと増えた。「100年はもつ」と豪語されていた初代大阪駅も乗客をさばききれず、早くも1901(明治34)年に2代目と交代した。【加古信志】

    JR大阪駅の西側でさまざまな形で活用されている西梅田スクエア。昔の写真とほぼ同じ角度から撮影した=大阪市北区梅田3で、加古信志撮影

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