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メディアの戦後史

北海タイムス廃刊 新聞も資本の論理に直面

「北海タイムス」の最後の号となった1998年9月2日付1面。トップの社告で「休刊」を伝えたほか、「旭川市が拓銀に代わる指定金融機関に旭川信用金庫を内定」の意地の特ダネが載った

 「きょうで休刊します」。20年前の1998年9月2日付1面で、北海道の地方紙では2番目の発行部数の北海タイムスが廃刊を読者に告げた。労働組合委員長だった扇谷寿顕(ひさあき)さん(64)は「淡々と締め切りの時間が来て、紙面が配られた。不思議な感じだった」と「最後の日」を振り返る。

 バブル経済がはじけると92年にフクニチ(福岡)、94年に栃木新聞(栃木)など、県内で2番目の勢力を持つ「第2県紙」の廃刊が相次いだ。半世紀の歴史を持ち、ピーク時に25万部(廃刊時5万部)を発行した北海タイムスの廃刊は、地方紙苦境の象徴となった。

 第二次大戦中の42年、地方紙は言論統制の一環として「1県1紙」とされ、北海道では北海道新聞(道新)…

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