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北海道震度6強

全道で295万戸停電 鉄道もストップ

 北海道で起きた地震の影響で、北海道内すべての火力発電所が緊急停止し、全道で295万戸が停電状態になっており、医療機関など市民生活にも影響が広がっている。鉄道や航空など交通機関も深刻な影響を受け、本州との往来に大きな支障が出ているほか、固定電話3万4000回線が不通となり、携帯電話もつながりにくい状態が続いている。

 北海道電力によると、道内唯一の原発、泊原発はもともと運転停止中で、管内電力の約半分をまかなう苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)が地震の揺れを感知して緊急停止。供給域内の電力需給バランスが大きく崩れたことで、他に稼働していた道内3カ所の火力発電所もすべて停止した。

 北電では、苫東厚真火力の再稼働に必要な電力を供給するため、水力発電所5カ所を稼働させ、復旧を急いでいるが、見通しは立っていない。全道停電は1951年の北電創業以来初という。道内では、各地でエレベーターが緊急停止し、閉じ込められるトラブルが発生している。医療機関も緊急電源で対応しているほか、信号が機能しなくなり、警察官が交通整理して対応している。

 こうした事態に世耕弘成経済産業相は北電に対して「数時間以内に電力復旧のメドを立てるよう指示した」と述べた。病院などの重要施設への電源車の派遣も指示。自家発電設備が稼働を続けられるよう、燃料となる重油の供給にも努める考えを示した。

 航空関係では、新千歳空港は地震の影響でターミナルビルで水漏れが発生し、保安検査機器に影響する可能性があるとしてビルを閉鎖した。6日同空港を発着する国内線、国際線の全線欠航が決まった。日本航空と全日空によると、函館、帯広、釧路空港など道内の一部の空港で定期便を運航しているが、遅延や欠航の可能性もあるという。

 鉄道はJR北海道によると、北海道新幹線と全ての在来線で始発から運転を見合わせている。トンネルや線路の設備を点検しているが、運転再開の見通しは立っていない。また、札幌市交通局によると、市営地下鉄と路面電車の全線で運転を見合わせた。道内の大手バス各社も当面運休することを決めた。北海道と本州を結ぶフェリーは函館-青森間や函館-大間間など一部航路でダイヤが乱れている。

 北海道危機対策課によると、6日午前9時現在で安平、厚真、江別の3市町で全面断水しているほか、日高、栗山、南幌、石狩、浦臼、雨竜の6市町で一部断水している。【野原寛史、和田憲二】

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