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北海道震度6強

2人死亡1人心肺停止、9人生き埋め

地震による土砂崩れに巻き込まれた建物=北海道厚真町で2018年9月6日午前8時13分、本社機「希望」から佐々木順一撮影
各地の震度
北海道厚真町と安平町

 6日午前3時8分ごろ、北海道の安平(あびら)町で震度6強を観測する地震があった。厚真(あつま)町も震度6強だったとみられる。各地で土砂崩れや家屋倒壊など大きな被害が発生し、道警によると、むかわ町と新ひだか町で男性2人が死亡した。厚真町では女性1人が心肺停止となり、9人が生き埋めとなったほか、14人が安否不明となっている。また、道内全ての火力発電所が停止し、全295万戸が停電した。北海道で震度6強を観測したのは、震度階級が改定された1996年以降初めて。

 気象庁によると、震源は胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。千歳市の新千歳空港で震度6弱、札幌市や苫小牧市などでも5強を観測した。

 一方、震度5弱以上だったとみられる札幌市など道内1市6町に設置された17地点の震度計のデータが、停電や回線の断絶など何らかの原因で入手できていない。震源の位置や地震の規模などから厚真町は震度6強、むかわ町は6弱と推定され、実際には震度7だった地域がある可能性もあるという。

 道警と道庁によると、むかわ町で死亡したのは80代の男性で、タンスの下敷きになっているのを知人が見つけた。新ひだか町では56歳の男性が自宅で亡くなった。厚真町幌里で心肺停止になっている女性は83歳で、倒壊した家屋の下敷きになった。道庁の午前11時半現在のまとめによると、札幌市で87人がけがをするなど、8市4町で計123人が重軽傷を負った。札幌市では清田区で液状化が起きて道路が浸水し、一部で陥没した。今回の地震は、地盤が東北東方向と西南西方向から押されたことで断層がずれる「逆断層型」とみられる。気象庁は「今後1週間は最大震度6強程度の地震に注意する必要がある」としている。

 震源の西約10キロには、石狩低地東縁断層帯が南北に通っているが、今回の地震との関連性は不明。政府の地震調査研究推進本部は、同断層帯が動いた場合、最大でM7.9程度の地震が発生する可能性があるとの予測を公表していた。

 午前5時から記者会見した気象庁の松森敏幸・地震津波監視課長は「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まる恐れがあり、今後の地震活動や降雨の状況に注意してほしい」と呼びかけた。【最上和喜、真貝恒平】

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