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IMF

「次の金融危機に備えを」リーマン破綻10年で

クリスティーヌ・ラガルド氏=AP

 【ワシントン清水憲司】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は5日、今月15日に米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻から10年を迎えるのを前に動画メッセージを出した。「次の金融危機はどこから来るか分からない」と述べ、危機に備えるよう呼び掛けた。

     世界経済を大不況に陥れた2008年のリーマン・ショックについて、ラガルド氏は「ほとんどのエコノミストが危機の到来を予想していなかった」と指摘。危機後に金融規制が強化された結果、「金融システムは確実に強くなり、(IMFや各国当局の)監督機能も強化され、危機要因に対する感度も高くなった」と述べた。

     ただ、ラガルド氏は「次の危機が予想された分野から発生することは決してない」と強調。そのうえで厳格な規制を受ける銀行ではなく、投資ファンドなど銀行以外の金融業態である「シャドーバンキング(影の銀行)」が企業経営や金融市場で影響力を増していることや、ITと金融を融合させた「フィンテック」の動向を注視する考えを示した。また、リスク要因として米連邦準備制度理事会(FRB)を念頭に金融引き締めの行き過ぎや、貿易戦争の激化を挙げた。

     一方、金融機関や監督当局に女性幹部が増えれば「リスクにもっと注意深くなる。そうした研究結果も出ている」として女性登用の重要性を指摘。「リーマン・ブラザーズ(兄弟)ではなく、(女性が主導する)『リーマン・シスターズ(姉妹)』だったなら、今日の世界は大きく違っていただろう」と語った。

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