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西日本豪雨2カ月

避難者依然、6府県に1541人

濁流にのまれた広島市安芸区の市街地=2018年7月7日午前9時59分、本社ヘリから上入来尚撮影

 甚大な被害の出た西日本豪雨は6日、最初の大雨特別警報から2カ月を迎える。避難者は依然として6府県1541人に上り、鉄道は一部路線の運行再開に1年以上かかる見通しで被災地は不便な生活を強いられている。

 毎日新聞の集計では15府県で222人が死亡、被害の大きい広島、岡山、愛媛3県で10人が行方不明となっている。さらに愛媛県では先月、避難中に死亡した男性(70)が災害関連死と認定された。

 避難指示は同県西予市105世帯、広島県熊野町69世帯、岡山県早島町1世帯に出されたままで、3県によると計1220人が避難生活を続けている。仮設住宅は広島県呉、三原市と坂町に計169戸が完成し入居も始まった。岡山県は倉敷市真備町地区などの住民向けに312戸を建設中で、愛媛県は西予、大洲、宇和島市に計170戸を建てた。

 JR西日本は14路線279カ所に土砂流入などの被害があった。大動脈の山陽線は白市(東広島市)-瀬野(広島市)間が9日に運転を再開し、三原(広島県三原市)-白市間が予定通り10月中に再開すれば全線復旧する。早期復旧の要望が強かった呉線広(同県呉市)-坂(同県坂町)間も9日に再開する。

 一方、岡山県新見市から広島県北部経由で広島駅へ至る芸備線は、三次(広島県三次市)-狩留家(かるが)(広島市)間の橋桁流失などで全面復旧は来年7月以降の見通しとなっている。

 不通区間の向原駅(同県安芸高田市)が最寄りの県立向原高校。新学期が始まった先月27日から生徒約100人が代行バスで通うが、交通規制などで30分程度の遅れが続き、今月3日から授業開始を10分繰り下げた。常広健治校長は「保護者には生徒の登校時刻などを毎日メールで知らせ、不安解消に努めている。不通が長引くと受験者数に影響しないか心配だ」と話した。

 JR西は運行を再開させる方針だが、3月に三江線が廃止された安芸高田市は危機感が強い。浜田一義市長は「(地元高校の存続は)地域の衰退にかかわる。JR北海道は災害を機に路線維持が困難と表明してきたが、そのようになってはならない」と強調した。【寺岡俊、山口知、高橋祐貴、花澤葵】

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