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台風21号

高潮3メートル「140年に1度」

台風21号で発生した高潮の最大潮位
台風21号の高潮に洗われる岸壁と海上に流れ出したコンテナ=神戸市東灘区の六甲アイランドで2018年9月4日午後2時27分、湯谷茂樹撮影

 台風21号の観測データを基に日本近海や大阪湾の最大潮位を解析した地図を、京都大防災研究所の森信人准教授(沿岸災害学)らの研究チームが作成した。大阪府南部から神戸市付近にかけて大阪湾奥の広い範囲で高さ3メートルに迫る高潮が発生していたことが判明。チームは「140年に1度の高潮」と分析している。

 解析図は、気圧や風速、風向などの気象庁の観測データを使って、台風21号が日本列島に接近し、日本海へ抜けるまでに各海域で海面水位がどれだけ変化したかを計算した。

 日本の南海上を北東へ進んだ台風21号は4日、四国から近畿地方に接近。解析図からは、気圧の低い台風21号が太平洋上で海面を最大1メートル以上吸い上げながら進んだ様子が見て取れる。

 台風が4日午後に通過した大阪湾では、湾奥ほど最大潮位が上昇。最大3メートル前後の高潮が沿岸各地を襲っていたことが分かった。気象庁が大阪府内に設置した記録計によると、大阪市で最大潮位329センチを観測し、死者194人を出した第2室戸台風(1961年)時の過去最高潮位293センチを更新。関西国際空港では滑走路やターミナル周辺が浸水した。強風で海水が海岸に吹き寄せられたことに加え、南に開いたV字形で高潮が起こりやすい大阪湾の地形が影響したとみられる。

 森准教授は「第2室戸台風級の高潮が大阪湾で発生する確率は推定140年に1回程度。今回はそれと同等クラスだ」と分析している。【鳥井真平】

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