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南米

「ブラジルのトランプ」刺され重傷 大統領有力候補

街頭運動中、男に腹部をナイフで刺されたジャイール・ボウソナロ下院議員=AP

 【サンパウロ山本太一】南米ブラジルで6日、10月の大統領選有力候補の極右、ジャイール・ボウソナロ下院議員(63)が街頭運動中、男に腹部をナイフで刺された。地元メディアによると、傷は内臓に達しており、重傷。警察は男を現場で逮捕した。

     事件は南東部ミナスジェライス州ジュイスデフォーラで発生。ボウソナロ氏は路上で多数の支持者にかつがれ支持を訴えていたところを襲われ、搬送先の病院で手術を受けた。容体は安定しているという。

     逮捕された同州の無職、アデビオ・オリベイラ容疑者(40)は、フェイスブックでボウソナロ氏の政治姿勢を繰り返し批判していた。警察が動機を調べている。

     大統領選挙を巡っては、高等選挙裁判所が8月31日、世論調査で首位だった左派のルラ元大統領(72)=収賄罪で収監中=の立候補を認めない決定を出した。地元調査会社IBOPEが今月5日に発表したルラ氏抜きの世論調査で、ボウソナロ氏は支持率22%で、2位に10ポイント差をつけトップを走る。ルラ氏ら多数の有力政治家が収監されたブラジル史上最悪の汚職事件を厳しく批判し、支持を広げる一方、黒人や性的少数者らを敵視するような過激発言で物議を醸し、「ブラジルのトランプ」とも呼ばれている。

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