メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

岩手

バレー部の高3男子が自殺 両親「厳しい指導原因」

 岩手県立高校バレーボール部所属の3年生男子生徒が自殺していたことが6日、県教育委員会や高校への取材で分かった。両親は自殺の理由について「男性教諭の厳しい指導が原因」などとして、県教委に第三者委員会の設置を要請。県教委は委員会の設置を検討し、自殺の経緯などを調査する方針。

 高校によると、今年7月3日早朝、自室で男子生徒が自殺しているのを母親が発見した。机の引き出しには、顧問の40代教諭から叱責され、バレー継続に不安を感じているといった内容が記されたメモが残されていた。

 高校は男子生徒の自殺後に、関係者ら約100人に聞き取り調査を行い、約1週間後に報告書をまとめた。また学校の調査とは別に、県教委も7月下旬~8月上旬、クラスメートや部員ら約50人に聞き取りをした。

 県教委の調査では、試合中のプレーに関し、教諭が男子生徒を厳しく叱る姿を見たという証言があった。一方で「指導は適切だったと思う」と話す生徒もいた。教諭は聞き取りに対し、「男子生徒が苦しんでいるのに気付けなくて申し訳なかった」と話しているという。県教委は8月下旬、報告書の内容を男子生徒の両親に説明した。

 高校によると、教諭は2014年から同校に勤務し保健体育を受け持つ傍ら、バレー部の顧問を担当。県教委などによると、教諭が08年に顧問を務めていた別の県立高バレー部での暴言や暴力行為で、元部員が提訴。1審・盛岡地裁では原告の訴えを一部認め、控訴審が続いている。

 高校バレー部は県内屈指の強豪。男子生徒は中学時代に全日本選抜で活躍し、強豪大学に進学予定だった。県教委は「前途ある若い命が失われたことは痛恨の極み。遺族に寄り添った対応をしていきたい」。一方、高校の校長は毎日新聞の取材に「若い命を失ったことは重く受け止めたい」とした上で、「顧問に行き過ぎた言動はなかった」と話した。【小鍜冶孝志、日向米華】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 沖縄読谷 米兵、酔って民家侵入 高2長女、妹抱え逃げる
  2. ORICON NEWS えなりかずき、北川景子と夫婦役で初共演 結婚式写真は「家宝に」
  3. 覚醒剤 使用容疑で元うたのお兄さんを逮捕
  4. 自民総裁選 伸びぬ党員票「打ち上げではない。反省会だ」
  5. JR 春日駅ホームで点字誤表示 点字図書館の最寄り駅

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです