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北海道震度7

停電、不安の夜 避難所満員、炊き出しに列

札幌駅前通地下広場「チ・カ・ホ」で一夜を明かす人たち。市が一部を開放し毛布や水を用意した=札幌市中央区で2018年9月7日午前5時半、貝塚太一撮影

 6日未明の強い地震で、全域が停電に見舞われた北海道。7日午前6時までに約4割が復旧したものの、札幌などいつもは多くの人でにぎわう市街地の住民らも、6日から7日にかけて明かりのない一晩を過ごした。

 札幌市中央区の歓楽街・ススキノ近くにある市立資生館小学校は避難所となったが、入りきれずに校舎入り口のベンチに横たわっている人もいた。近所の垣田礼子さん(69)は「自家発電装置もなく真っ暗とは……。市の防災対策は情けない。ぜんそくが悪化しそうで心配だ」と憤った。

 夜遅くまで多くの人が行き交う同区の狸(たぬき)小路商店街。ネオンが消えた一角で、飲食店の関係者が炊き出しをしていた。カニ汁を通行人にふるまっていた店員の男性は「冷蔵庫が動かないので、食材が食べられなくなる前に配ろうと思った」。香りに誘われて行列ができ、出張で大阪から来ていた会社員、秦拓己さん(21)は「温かいものが食べられるのは本当に助かります」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 JR札幌駅周辺も停電している地域が多く、通常は深夜に閉鎖される構内が開放された。トイレや公衆電話が使えることから、ここで一夜を明かす人も目立った。同市北区の大学4年、藤本沙優さん(23)は「停電していて怖いので友人と来た。ここなら明るくて安心できる」と話した。【源馬のぞみ、土谷純一】

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