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北海道震度7

砕けた屋根や柱…土砂崩れ現場、徹夜の捜索

安否不明者の捜索活動をする自衛隊員=北海道厚真町で2018年9月7日午前5時59分、長谷川直亮撮影

 厚真町吉野の土砂崩れ現場では、警察官や消防隊員らによる捜索活動が夜を徹して行われた。6日夜にはレスキュー隊員も到着し、救助犬を使った捜索も始まった。大量の土砂などを取り除くため、夜が明けると、自衛隊員らが次々と重機を運び込んだ。発生から丸一日が経過し、現場では懸命な捜索が続いている。

 民家があった場所に散乱するつえや布団、衣服、砕けた屋根や柱が土砂崩れのすさまじさを物語っていた。辺りには家屋のがれきや木々、土砂が山のように積み重なり、土砂崩れの影響か、湿った土の臭いが立ちこめていた。

 闇に包まれた6日夜の捜索は投光器の明かりを頼りに行われた。スコップで土砂を掘り起こし、柱やはりなどを手作業で取り除いていく。鈴虫の鳴き声と投光器のエンジン音が響く中、自衛隊員らが一時手を止め、固唾(かたず)をのんで救助犬による捜索を見守る。「1軒目、生体反応なし」。一瞬の沈黙の後、レスキュー隊員は次の捜索現場に向かい、自衛隊員らは作業を再開した。

 「メキメキメキ」。木を重機で取り除く音が時折聞こえてくる。裏山が崩れ落ちた現場周辺には多くの木が残り、捜索の妨げになっている。重機で通り道を作らなければ、家屋が埋まっている場所まで向かうことができない。6日午後11時半すぎには、重機が通り道を作っていた現場に救急車が到着し、被災者とみられる人が担架で運び出されていた。

 悪路も捜索の妨げになっている。厚真町役場から吉野に向かう道路には、確認できただけで4カ所で土砂崩れが起きていた。車1台だけが通れるよう土砂を撤去して道を確保しているため道幅が狭い。6日夜も自衛隊の重機を運搬する車両が通行できず、立ち往生していた。【片平知宏】

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