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北海道震度7

インフラ壊滅、全道停電影響続く 5人死亡

地震による土砂崩れに巻き込まれた建物=北海道厚真町で2018年9月6日午前8時32分、本社機「希望」から佐々木順一撮影
北海道胆振地方

 6日午前3時8分ごろ、北海道南西部の胆振(いぶり)地方を震源とする地震があり、厚真(あつま)町で震度7を観測した。また、安平(あびら)町とむかわ町では震度6強を記録した。土砂崩れや家屋の倒壊など大きな被害が確認され、道の午後10時現在の集計では5人が死亡、4人が心肺停止の状態で、28人の安否が分かっていない。一方、安倍晋三首相は関係閣僚会議で9人が死亡したと述べた。電力や通信、交通インフラなどにも深刻な被害が出ている。

 気象庁によると、北海道で震度7を観測したのは、震度階級が改定された1996年以降初めてで、国内では2016年の熊本地震以来6回目。震源は胆振地方中東部で、震源の深さは37キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。

 気象庁は当初、停電などの影響で一部の震度データを入手できず、最大震度を安平町の6強と発表した。しかし、同日午後、不具合のあった17地点のうち10地点の震度計が復旧し、厚真町で震度7、むかわ町で震度6強を観測していたことが判明した。千歳市の新千歳空港などで震度6弱、札幌市や苫小牧市などでも5強を観測した。

 道などによると、多数の崖崩れで家屋が倒壊した厚真町では、76歳と86歳の男性、81歳の女性が死亡。ほかに28歳と63歳の男性、83歳の女性らが心肺停止の状態だという。町によると、亡くなった3人の死因はいずれも胸部圧迫による窒息死とみられる。また、むかわ町では86歳の男性がタンスの下敷きになって亡くなっているのを知人が発見し、新ひだか町でも55歳の男性が自宅で亡くなった。道内各地で305人が負傷し、うち5人が重症という。

 今回の地震は、地盤が東北東方向と西南西方向から押されたことで断層がずれる「逆断層型」とみられる。震度7の地震発生後、同日午後9時までに震度1~4の地震も計75回発生しており、気象庁は「今後1週間は最大震度6強程度の地震に注意する必要がある。家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まる恐れがあり、今後の地震活動や降雨の状況に注意してほしい」と呼びかけている。

 気象庁は今回の地震を「平成30年北海道胆振東部地震」と命名した。【最上和喜、真貝恒平、金森崇之】

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