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テニス

全米オープン 錦織、準決勝で敗退 ジョコビッチに14連敗

男子シングルス準決勝で敗れた錦織

 【ニューヨーク浅妻博之】テニスの4大大会最終戦、全米オープン第12日は7日、当地のビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで男子シングルス準決勝が行われ、第21シードの錦織圭(日清食品)は、元世界ランキング1位で3年ぶり3回目の優勝を狙う第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、4-6、2-6でストレート負けした。準優勝した2014年以来2回目の4大大会決勝進出はならなかった。

     第3シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)は、第1シードで2連覇を狙ったラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。7-6、6-2とリードしたところで、ナダルが右膝のけがのため棄権した。デルポトロは優勝した09年以来2回目の決勝進出。決勝は9日午後4時(日本時間10日午前5時)から行われる。

     8日午後4時(日本時間9日午前5時)開始の女子シングルス決勝では、4大大会で日本女子初の決勝に進んだ第20シードの大坂なおみ(日清食品)が、4年ぶり7回目の優勝を狙う第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)と対戦する。大坂は男女を通じて日本選手初の4大大会制覇を目指す。

    堅守を崩せず

     相性の良い全米の舞台でも、天敵の壁を破れなかった。錦織は苦手にしていたジョコビッチの堅守を崩せず、これで14連敗。悔しさを抱えたままコートを去った。

     両者が得意とするストローク戦で主導権を握ったのは、ジョコビッチだった。ラリー戦でも錦織のショットの方がわずかに浅く、そこをジョコビッチは逃さなかった。

     第1セット第2ゲーム。錦織は0-40でブレークポイントを握られて劣勢に立たされ、そこから2度のジュースまで持ち込んだが、サービスゲームをキープできなかった。先手を取られたままセットを落とすと、3セットで一度もブレークできず、最後まで防戦一方になってしまった。

     右手首のけがから復帰した今季の錦織は、コート上で独り言をつぶやく場面が多い。劣勢の時も言葉を発することで、自らを奮い立たせた。言葉を忘れると、ベンチでノートを細かくチェックする。一つ一つの積み重ねが自信も生み、土壇場での精神的なタフさが目立った。だが、難敵への苦手意識をぬぐい去ることはできなかった。

     全米の準決勝でジョコビッチとぶつかるのは、4年前と同じ光景だ。ただ、歓喜の勝利を挙げたあの日を最後に、ジョコビッチを攻略できず、対戦成績は2勝15敗になった。

     「ここはいつも良い記憶がある。私にいい自信を与えてくれる」。プラス思考で臨んだ4年ぶりの決勝への道は、あと一歩で閉ざされた。【浅妻博之】

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