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らっこ・アーティスト

遊佐未森 生・歌・音の三位一体

遊佐未森=水音社提供

 言葉はもちろんだが、楽器が奏でる音の一つ一つが、音楽への思いを含めて、いつも丁寧に織り込まれていて、何ひとつ粗雑に扱われているのをみたことがない。しかも、必要なものはちゃんと身に着けているが、余分なものはそこにはない。贅言(ぜいげん)を弄(ろう)する音楽がはびこる中で、耳をそばだてずにはいられないような、静謐(せいひつ)な瞬間をもたらし、聴き手の心にさざ波をたてることだってある。

 遊佐未森は、そうやって、彼女だけの道を歩みつづけてきた。そして、30年だ。

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