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北海道地震

避難3日目、遠い日常 水がなくトイレに困る/学校に行きたい 厚真

避難所前で炊き出しの食べ物を受け取る被災者=北海道厚真町で2018年9月8日午前8時10分、長谷川直亮撮影

 16人が死亡、9人が安否不明の北海道厚真町の避難所では8日、震度7の激震から3日目の朝を迎えた。電気は町中心部で利用できるようになったが、上下水道は町内全域で断絶が続く。「早く日常に戻ってほしい」。避難者らはそんな思いを募らせて日々を過ごしている。【北山夏帆、岡崎英遠】

 625人が避難する厚真町総合福祉センターでは8日朝、自衛隊による給水や厚真町商工会による炊き出しに列ができた。7日夜に町内で電気が復旧したが、相次ぐ余震と避難生活に、町民からは疲労の色がにじむ。

 近くの町営住宅からセンターに避難する佐藤京子さん(79)は炊き出しのおにぎりとみそ汁を受け取り「食事まで提供してもらいありがたい」と笑顔を見せたものの、「枕が変わるとやっぱり寝られないね」と語る。

 給水に訪れた会社員の一條昌生さん(50)は、外壁がひび割れた集合団地で生活を続けている。「オール電化の住宅なので電気が復旧してほっとした。ただ水がないとトイレも困る」と話す。

 若者たちは日常の復帰を待ち望んでいる。

 町総合福祉センターに避難している厚真中3年の赤間朱樹(しゅな)さん(15)は「早く学校が再開してほしい。クラスのみんなに会いたい」と言う。同級生の鈴木葉子(はこ)さん(15)も「学校は好き。9月29日に学校祭があって、その準備もあったから特に楽しい時期だったのに、どうなっちゃうんだろう。早く日常が戻ってほしい」と願っていた。

 山崎美菜さん(17)は6日の地震を振り返り「ジェットコースターに乗っているような揺れだった」と驚いた様子。寝室で両親と3人で寝ていると、突然大きな揺れを感じた。山崎さんと母親をかばうように覆いかぶさった父親の足元に倒れてきたタンスが直撃し、父は足を捻挫した。「本も頭の上からどんどん落ちてきて、本当に怖かった。避難所は窓もドアも開いていたから、少し寒い。余震やちょっとした物音ですぐに起こされる」と疲れた表情だ。

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