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大阪知事

万博誘致レース終盤、欧州へ9日出発

大阪府の松井一郎知事=2018年9月6日、川田雅浩撮影

 政府が大阪誘致を目指す2025年万国博覧会(万博)の開催地決定まで2カ月あまりとなった。誘致委員会会長代行の松井一郎・大阪府知事は9日、イタリア、デンマーク、ハンガリーの3カ国に支持を呼びかけるため、愛知県の中部空港を出発する。ロシア(開催地エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(同バクー)との誘致レースは終盤を迎え、態度が明らかでない国に狙いを定め、PRする戦略だ。

     「我々との関係ができている国ではなく、どこを支援するか分からない国にお願いに行く」。松井知事は今月5日の定例会見で、今回の欧州行脚の意義を強調した。

     誘致委関係者によると、日本はアジアでの支持を固めつつある一方、欧州やアフリカなど、立候補を取り下げたフランスとつながりが深いとされる地域の票固めが課題という。イタリアは約2カ月間の政治空白を経て、6月に連立による新政権が発足したばかり。他の2カ国も明確な態度は示しておらず、松井知事や財界幹部らが各国の要人と会談して支持を要請する。

     誘致委はこの他にも海外でのロビー活動を活発化させている。大阪市の吉村洋文市長は7月、米ニューヨークの国連本部で開催計画をPRし、各国との個別会談をこなした。8~9月にかけては経済産業省の政務三役や大阪府市の幹部らが数チームに分かれて、北アフリカや中南米を訪問する日程が組まれた。

     松井知事は台風21号で甚大な被害を受けた関西国際空港から出発できず、見送りも検討したが、既に設定されている各国要人との会談キャンセルは誘致にマイナスになると判断した。

     万博開催地は11月23日にパリで開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会で加盟170カ国の投票で決まる。【津久井達】

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