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北海道震度7

ほぼ全域で停電解消 死者20人に

電気が開通した市街地の事務用品店。地震で商品が散乱した店舗内を片付け、親族13人で居住スペースをつくって生活している=北海道厚真町で2018年9月8日午前9時58分、貝塚太一撮影

 北海道で起きた最大震度7の地震で、北海道電力は8日午前8時現在で、北海道のほぼ全域の約295万戸のうち99%にあたる約293万戸で停電が解消したと発表した。道などの同日の集計では、厚真(あつま)町で新たに2人の死亡が確認され、死者は20人になった。11人が心肺停止で、8人の安否が分かっていない。新千歳空港は同日朝から国内線に加えて国際線の運航を再開した。

 北海道電力によると、一時停止していた火力発電所を再稼働させるなどして314万キロワットの出力を確保したが、厚真町などを中心に約1万9600戸に電気が通っていない。

 北海道全域が停電になるブラックアウトを防ぐにはピーク時の380万キロワットの供給を確保することが必要となる。菅義偉官房長官は8日午前の記者会見で「節電がうまくいかない場合は、計画停電も必要になるだろう。こうした事態を極力避け、全ての道民に電気が行き渡るようにするため、最大限の節電の協力をお願いする」と話した。

 大規模な土砂崩れがあった厚真町で新たに死亡が確認されたのは三上昭人さん(54)と、中田美江さん(71)。地震による死者は、厚真町で17人、新ひだか町で1人、苫小牧市で1人、むかわ町で1人となっている。道によると、8日午前10時現在の避難者は437カ所の避難所で1万1900人。

 交通網は復旧し始めた。7日に国内線の運航が始まった新千歳空港は、8日午前9時ごろから国際線も運航を再開。同日は約90便を予定している。JR北海道は同日朝から札幌近郊の路線の運転を再開した。道警によると、約1万3000カ所ある信号機のうち、7日午後8時半現在で約8割が復旧した。

 余震は続き、気象庁によると、7日午後10時43分に厚真町で震度4を観測する地震があった。最初の揺れ以降、震度1以上の地震は8日午前11時現在で130回に達した。【川上珠実、日下部元美、池田知広】

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