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北海道震度7

10日にも計画停電の可能性 2時間想定

地域によって停電が続く札幌市内=札幌市中央区の旭山記念公園で2018年9月6日午後7時50分、貝塚太一撮影
世耕弘成経済産業相=川田雅浩撮影

18人が死亡、2人心肺停止 19人安否不明

 北海道南西部の胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震で、道などによる7日午後10時までの集計では、厚真(あつま)町や苫小牧市などで18人が死亡、2人が心肺停止の状態で、19人の安否が分かっていない。停電は解消に向かい、午後10時までに道内全域の7割にあたる約218万戸が復旧した。世耕弘成経済産業相は7日の記者会見で「8日中には北海道のほぼ全域の295万戸へ電力供給が再開できる見通しが立ってきた」と述べた。

 一方、世耕氏は、古い火力発電所を稼働させていることなどから、北海道では今後も大規模な停電が起きるリスクがあるとし、普段より1割程度の節電が必要との見解を示した。さらに「計画停電など、あらゆる手段の準備を進めたい」と述べ、電力不足に備えて対象となる地域と時間帯をあらかじめ決め、電力供給を止める計画停電の準備を進める意向を語った。

 節電がうまくいかず、電力需給が厳しくなれば、週明け10日にも計画停電に踏み切る可能性がある。想定は1回2時間だ。

 また、気象庁によると、最大震度7を観測した6日未明の後、7日午後6時までに震度1以上の地震を観測したのは計109回に上った。同庁は「地震活動は続いている」とし、「(6日未明の地震から)約1週間は最大震度7程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。さらに、札幌市の最大震度は当初発表した5強ではなく、6弱と変更した。札幌市で震度6弱を記録したのは、観測史上初めてという。

 今回の地震では、土砂崩れなどで全壊した家屋が道全体で30棟に上り、このうち厚真町が19棟を占めている。同町吉野地区では、住民34人のうち半数以上が土砂崩れに巻き込まれた。

 避難者は7日午後10時現在、札幌市や、むかわ町を中心に1万3111人に上った。この日は小中高など公立学校の約9割の1752校が臨時休校となった。

 一方、交通網は、徐々にではあるものの復旧し始めている。6日に国内線・国際線全便が欠航した新千歳空港は、7日午前10時にターミナルビルが営業を再開した。同11時前には成田発のバニラ・エア機が到着。国内線の運航を再開している。北海道新幹線と札幌市営地下鉄も7日午後、運転を再開させた。【川上珠実、土江洋範、安藤大介】

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