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全米テニス

大坂、夢の決勝進出 日本女子初の悲願かなえてくれ(スポニチ)

テニス全米オープン第11日 女子シングルス準決勝(2018年9月6日 ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)

 さあ夢の決勝戦だ!女子シングルス準決勝で第20シードの大坂なおみ(20=日清食品)が第14シードのマディソン・キーズ(23=米国)を6-2、6-4で破り、日本女子初の4大大会決勝進出を決めた。過去3戦全敗の相手に対し、13本のブレークポイント全てをしのぐ驚異的な粘りを発揮し、憧れのセリーナ・ウィリアムズ(36=米国)との頂上決戦にこぎ着けた。決勝は現地時間8日午後4時(日本時間9日午前5時)から行われる。

     4大大会の決勝前に相手に愛の告白をした選手が今までいただろうか。大坂は勝利インタビューで「ママやったよ、アイラブユー!」と家族席の母・環さんに感謝した。続けてS・ウィリアムズへのメッセージを求められると、ここでも「アイラブユー」と答え、規格外ぶりを示した。

     笑いながら言ったことではあるが、その愛に偽りはない。だからこそ準決勝でもピンチをしのげた。キーズのブレークポイントは合計13本。特に第2セット第2ゲームは「嵐に耐えるしかなかった」と言うほど押しに押された。このゲームだけでも6本のピンチを全てはね返すなど「どうしてもセリーナとプレーしたかったから」と驚異的な粘りを見せた。

     キーズとは2年前の3回戦で対戦し、最終セット5-1のリードから大逆転負けを喫していた。試合中に涙を浮かべ、金切り声を上げるほど取り乱し、試合後は目を泣き腫らした。だがこの日は初の4大大会準決勝という状況、強敵の前でも冷静さを失わなかった。

     3月には準グランドスラムとも言えるBNPパリバ・オープンで世界1位経験者を次々に破って優勝した。「4大大会と同じぐらい大きな大会での経験が役に立った」と2週間の長丁場での勝ち方もすでに経験済み。女王にふさわしい堂々とした雰囲気を、徐々に身に付けつつある。

     99年全仏オープンの女子ダブルスでウィリアムズ姉妹が優勝し、それを見た父・フランソワさんが娘2人にテニスをさせることを思いついた。プロではない父親がコーチとして姉妹を教え、公営コートが練習場。それらは全てウィリアムズ姉妹と同じ。ジュニアの試合にほとんど出なかったのも彼女たちがそうしていたからだった。

     憧れ以上の愛情はあるが、試合で戦うためには「自分のアイドルじゃなくて敵だと思わなきゃ」と心構えは分かっている。3月のマイアミ・オープンでの初対決では勝利。ただし4大大会決勝での対決こそが子供の頃に夢見ていたこと。その時、空想の中での勝者は誰だったのか。「分かってるでしょ。負けることなんて夢見たりしないもん」。夢が現実に変わる時。今がその時だ。(スポニチ)

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