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全米テニス

大坂、憧れのセリーナ破り初タイトル

試合後、大坂なおみとハグするセリーナ・ウィリアムズ(左)=AP
全米オープンで優勝した大坂なおみ=AP

 【ニューヨーク浅妻博之】テニスの4大大会最終戦、全米オープンの女子シングルス決勝で、第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、4年ぶり7回目の優勝を狙った第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)を6-2、6-4で破り、4大大会のシングルスで男女を通じて日本選手初優勝の快挙を成し遂げた。 

 20歳のホープがついに4大大会の頂点へと駆け上がった。「子供の頃からのアイドル」を破っての初タイトル。大坂は誰もが予想できない劇的なフィナーレを最高の形で締めくくった。

 勝利への伏線は、今年3月に訪れていた。マイアミ・オープンで憧れだったS・ウィリアムズと1回戦で初対戦。「まるで別の試合だった」という緊張感の中でも自分を見失わず、ストレート勝ちした。大坂はストローク力で圧倒し、確かな実力を示した。

 男子顔負けの高速サーブと強力なフォアハンドはS・ウィリアムズとも重なるほど。相手が強くなればなるほど、触発されるように才能豊かな大坂の力は、コート上でさらに増していく。18歳で4大大会に初挑戦し、3年目の今季は1月の全豪オープンでは自身最高の4回戦まで勝ち進んだ。3月には4大大会に次ぐ格付けの「BNPパリバ・オープン」を日本選手で初めて制した。

 さらに世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)や、元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(ロシア)も破り、世界の注目度は高まっていった。「感じたことのない重圧だった」という大坂は、大好きなテニスを楽しめなくなった時期もあったが、その経験も成長への糧となった。今大会はたくましい精神力でコートに立ち、一段とパワーアップした姿を見せた。

 ハイチ出身の父と日本人の母を持ち、3歳で大阪から米国に移り住んだ。4大大会の初タイトルは幼少期を過ごしたニューヨークの全米だと決めていた。その願いをかなえ、最高の輝きを放った。

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