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女子ゴルフ

申ジエ、完全優勝 大会最少記録で

 女子プロゴルファー日本一を決める日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯は9日、富山・小杉CC(6605ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、単独首位でスタートした申ジエ(韓国)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算16アンダー272の大会最少ストロークで優勝した。4日間首位を守る完全優勝。前週のゴルフ5レディースに続く2週連続で日本ツアー通算20勝目、国内公式戦も5月のワールドレディース・サロンパス杯以来の3勝目。優勝賞金3600万円を獲得し、賞金ランキングでも鈴木愛を抜いてトップに立った。

     首位と9打差、7アンダーの2位にジョン・ジェウン、アン・ソンジュが並び、トップ3を韓国勢が占めた。5アンダーの4位には浜田茉優、大出瑞月の2人が入った。2カ月ぶりに復帰した鈴木愛は2オーバーの26位に終わった。

    悠々の一人旅、2位に9打差

     最終ホールで1時間以上の中断を余儀なくされた横殴りの雨も、申ジエにとっては心地よいミストのようなものだろう。悪天候に四苦八苦するプロたちを尻目に、ただ一人60台で回る悠々の一人旅。2位に9打差の圧勝劇で「どうしても欲しかった」という3個目の公式戦タイトルを手にした。

     OBを打った3日目。「これまでで6、7回目かな」。20年のゴルフ人生でOBが数えられるほどの申ジエの言葉が、限りなく正確無比なショットを物語る。そのショットが最後までさえ渡った。圧巻は5番パー4。ピンが大きく揺れる強風雨の中、残り170ヤードの2打目を2メートルにつけ、バーディーを奪った。プロでもグリーンに乗せることを最優先する距離だが、申にとっては違う。ウッドとアイアンをミックスしたユーティリティークラブを自在に操り、ピンを狙える距離だ。その証拠に、クラブにかぶせたヘッドカバーはパター用。まさに「入れる」心持ちなのだ。

     国内最高賞金3600万円を加え、賞金女王争いでもトップに立った。2009年に米女子ツアーでマネークイーンに輝き、主戦場を日本に移した14年以降は賞金ランク4位、3位、2位、そして昨季は5位。「米国の次は日本で賞金女王になることを目標にしてきた。まだシーズンは終わっていないので、最後に『おめでとう』と聞きたい」。異次元の強さを示しながら、謙虚な言葉で締めくくった。【和田崇】

    浜田、初の賞金シード入りも確実

     23歳の浜田が悪天候の中で71とスコアを伸ばし、日本選手最高位の4位タイに食い込んだ。3年をかけて矯正中のパットが好調で、「4日間長かったけど、よく耐えた」。大阪府八尾市出身。プロ4年目の今季は沖縄での開幕戦で3位に入る好スタートを切り、安定した成績を維持。通常の大会の優勝賞金に匹敵する1000万円を超える賞金を手にし、初の賞金シード入りも確実としたが「(ツアー優勝者と賞金上位25人しか出られない)最終戦に出たい目標があるので、まだまだ頑張りたい」とどん欲だった。

    選手ひとこと

     鈴木愛 (復帰戦は26位)思ったより悪くなかったが、スコアに結びつかなかった。申ジエさんには負けません。

     大出瑞月 (4位タイ)平常心を心掛けた。強風にイライラしたけど、頭の中で好きな音楽を流しながらやってました。

     小祝さくら (前週は2位)先週はすごく悔しかったけど、今週はそこまでではなくて。課題がたくさん見つかった1週間でした。

     アン・ソンジュ (2位タイ)こんな雨の中で、いいプレーができたなと思う。

     ジョン・ジェウン (最終ホールをダブルボギーとし、単独2位からタイに)焦ってしまったのかな。守ろうとしてしまった。残念です。

     有村智恵 (最終組で3位スタートも80と崩れ)すべてが悪かった。(申)ジエのプレーを目の当たりにして、レベルが違うなと。少しでも追いつきたい。

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