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スウェーデン総選挙

移民政策、国論二分「極右選択肢に」

ヘルストローム准教授=本人提供

 【ロンドン矢野純一】スウェーデンで9日、総選挙(定数349)が行われる。即日開票され、10日未明にも大勢が判明する。選挙では難民受け入れを拒絶する極右政党・民主党がどこまで議席を伸ばすかに注目が集まっており、民族的な多様性を巡り、国論が二分している。

 スウェーデンは積極的に難民を受け入れてきた歴史がある。1990年代の旧ユーゴスラビア紛争や2003年のイラク戦争時には数万人の難民を受け入れた。13年9月には欧州では最初に内戦状態に陥ったシリア難民の全面的受け入れを発表。一方で、外国生まれの移民の割合は人口1017万人のスウェーデンで約18%に達している。右翼政党に詳しい同国マルメ大のヘルストローム准教授は「移民・難民が急増した結果、移民を助けるのか、それとも(スウェーデン生まれの)我々を助けるのかという形で意見が割れている」という。

 国民所得に占める税と社会保障負担の割合を示す国民負担率は約57%と高く、民主党は福祉予算の振り分けに不満を持つ層に支持を広げている。その結果、「10年前には誰も投票しようとは考えもしなかった民主党が選択肢の一つになっている」と説明する。

 また、民主党は「スウェーデン人らしさ」を強調して、自国の文化や伝統の価値観の重要性を主張。「支持者に収入などによる偏りはほとんど見られず、左派政党の元支持者も取り込んでいる」という。一方、民主党の主張に対する反発も強く、「世論は二分されている」と指摘する。

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